古紙を「資源」に変える仕事|古紙適格事業所認定制度の意義

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信頼される古紙リサイクル事業者の証

古紙のリサイクルは、単に

「集めて出す」

だけの仕事ではありません。

回収された古紙が確実に

製紙原料として再利用できる状態であることが

強く求められています。

その中で注目されているのが

「古紙商品化適格事業所認定制度」です。

古紙商品適格事業所認定制度とは?

回収した古紙を適正に選別・保管・管理し

製紙原料として安定供給できる事業所を

「第三者機関」が認定する制度です。

この制度は古紙再生促進センターが中心となって

運用されています。

簡単に言うと

「この事業所の古紙は、安心して原料に使用できる」

ということです。

なぜ制度が必要なのか?

異物混入のリスク増大

近年、以下のような異物混入が問題となっています。

・プラスチック、ビニール

・感熱紙・カーボン紙

・金属、木片

・汚れ、水濡れ紙

これらは製紙工程で大きなトラブルの原因となっています。

製紙メーカーからの要求レベル向上

製紙メーカーは

・原料品質の安定

・トレーサビリティ(どこから来た古紙か)

・環境配慮、コンプライアンス

を年々重視しています。

そのため「認定事業所かどうか」が

取引において重要な判断材料になるケースも増えています。

認定を受けるための主な基準

古紙商品化設備の保有

古紙を商品化するための設備を有していること

公的な認証の取得

ISO、EC21、廃棄物再生事業者登録などの

公的な認証を受けていること

品質管理体制の確保

品質管理責任者を置き、全原連の定める品質管理システムが機能していること

コンプライアンスの遵守

法令を遵守し、適正な運営を行っていること。

未来へ繋ぐこと

私たちが日々扱っている一枚一枚の古紙は

未来の資源となり、次の誰かの暮らしを支える

原料になります。

だからこそ重要なのは「量」だけではなく「質」に責任を持つこと。

古紙商品化適格事業所認定制度は

私たちが日々当たり前に行っている現場の取り組みを

「見える信頼」として社会に示すための仕組みです。

古紙を「廃棄物」で終わらせない。

「資源」として、次の未来へ繋いでいく。

平成産業株式会社はこれからも

1つ1つの作業を大切にしながら

地域に愛される企業を目指して活動してまいります。

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